テーマ:病気について考える



●病気が治るという事

転んですりむいたことがあると思います。最初はうみのような物が出てきますが、何日かするとかさぶたができて、じくじくすることもなくなります。そしてさらに、何日かするとかさぶたがとれて、きれいな皮膚が戻ってきます。
これってあたりまえのようだけど、考えたらすごいことなのです。誰の手助けも借りずに、しっかりと治ってくれるのです。
熱が出て大変で、お医者さんにいって、薬をもらって、飲んだら熱が下がった。お腹が痛いので、薬を飲んだら治った。腰が痛いので接骨院でマッサージをしてもらったら良くなった。などなど、いろんな事があります。それでは、誰が病気を治したのでしょうか?もちろんお医者さんやお薬が、その症状を軽くするのを手助けた事は事実ですが、その症状を軽くし、病気を治したのは「あなた」なのです。
私たち一人一人が自分の内に宿らせている、兼ね備えている、「自然治癒力」=体の機能を正常にし治ろうとする力が働いて、症状が回復していくのです。
O-157の時もそうです、同じ食べ物を食べても、お腹を壊す人、壊さないでぴんぴんしている人。またインフルエンザの大流行の時も、風邪を引く人、引かない人。熱を出す人、出さない人。なにが違うのでしょうか?この差は何なんでしょうか?
それは、外的に対する、体の防御反応の差です。抵抗力の弱い人が真っ先にやられてしまうのです。
一人一人がしっかりと兼ね備えている「自然治癒力」もっと大きな意味では「生命力」が100%発揮されていれば、いつでも元気でいられるのです。そして病気にもかからない、いつも元気なパワーあふれる生活が出きるのです。
しかし残念ながら、その「生命力」が100%発揮されていないので、様々な問題、病気を抱えてしまうのです。
それでは「生命力」を100%発揮させるにはどうしたらよいのか?これがこれからのテーマです。食生活の改善、さまざまな健康法、心の持ち方、など多面にわたっての、アプローチの方法がありますが、これからお話ししていきたいことは、すぐに生活の中で実践でき、かつ劇的な効果のある「体の冷えをとる」ことから、「冷え」の問題と「冷え」の解決方法につて学んでいきたいと思います。

●病気はあなた自身

具体的な「冷え」の問題に入る前に「病気」について考えてみましょう。誰でも健康が一番良いことは当然です。「病気」になって喜ぶ人はまずいないと思いますし、むしろ、病気になったことを、恨み、苦しむことが多いことと思います。
さて、それでは「病気」「症状」はなぜ起こるのでしょうか?
それは「症状」は、「体のメッセージ」と、とらえてほしいのです。無理が無理を重ねて”もう、大変!やめてくれー!”と叫んでいるのです。「人の話をよく聞きましょう・・・」というように、「自分の体の叫びをよく聞きましょう・・・」ということなのです。
それでは、「症状」そのものが悪いことなのでしょうか?それは決して悪いことではありません。たとえば「熱が出る」ことを考えてみたいと思います。
急に39度の熱が出た・・・とします。さて、あなたはどうしますか?「薬」を飲んですぐに熱を下げますか?それとも熱が出て良かった・・・と考えますか?たいていは前者(薬を飲んで熱を下げる)を選択する方がほとんどでしょう。しかし、「熱」そのものは体が必要であって出ることが多いのです。体の中の、ばい菌が殺される温度(免疫機能が高まる温度)は体温で38から40度の間といいます。つまり体の機能「生命力」がばい菌を殺すために、必死になって体温を上げ(熱を出し)ばい菌を殺そうと努めているのです。
それを薬を飲んで、無理やり熱を下げたらどうなりますか?ばい菌が殺されず、いつまでもすっきりしない不調が続くのです。ですから熱が出たら「良し、良し、がんばれ、がんばれ、ばい菌やっつけろー!」と感謝すべきなのです。
そして最後に、病気は誰がつくったのですか?ということです。
病気は他人でもない、「あなた」がつくったのです。たとえば悪性腫瘍、これは、確かに辛いし、大変だし、どうしようか・・・と不安にもなります。それでも悪性腫瘍は誰がつくったのでもなく、あなたがつくったのです。そしてそれは「あついあつい体のメッセージなのです」
あなたの生き方、(多くは間違った生き方)を気づかせてくれる素晴らしいメッセージなのです。ですから、「捉え方」が大事です。ただ恨んだり、憎んだり、落胆するだけでなく、そこで大きく人生観を変え、食生活を改め、自分中心的な生き方を省みる必要があります。
そして、新しい人生を出発するのです。
   ●自分におこる事全ては、必然であり。絶対である。 だから感謝の人生を生きましょう。

*悪性腫瘍で苦しんでいらっしゃる方、ストレートな表現でごめんなさい。でも、「考え方」「生き方」を変えて病気が改善されていく人を多く見ています。このWebが少しでも参考になれば幸いです。